私は小学校の卒業文集に「将来の夢は女社長です」と書いていた。
親が自営業だったこともあるけど、自分でビジネスをするのは夢だった。
でも一番困ったのが、「何で起業するのか?」ということだった。
やりたいことが決まっっている人は、その場合の悩みは実現方法なのでここでは置いておいて、「何で起業するのか?」で悩んでいる人は、起業の目的をまずはハッキリさせた方がいい。
儲けたいから?
社長になりたいから?
自分のペースで働きたいから?
私の場合は、「世の中にインパクトを与えたい」だった。
だから以前していたフリーのライターでも、フリーのwebディレクターでもダメだった。
世の中にインパクトを与えるためには、新しいサービスが必要であり、拡散性が高いネットビジネスがいいと思った。
もし「儲けたい」が目的なら、「何が儲かるか?」を考えるべきだろう。
もし「社長になりたい」なら、「自分が出来ること」を考えるべきだろう。
もし「自分のペースで働きたい」なら、「働き方」を考えるべきだろう。
その目的がはっきりした上で次に考えるのが、「出来ること」「好きなこと」「世の中のニーズ」である。
大体の人は、「出来ること」「好きなこと」は考えるけど、「世の中のニーズ」の掛け合わせを忘れている人は多い。
なぜニーズが必要かというと、ニーズがあることがお金になるからだ。
ただ好きとか出来ることだけだと、お金になりにくい。
もし「好き」がわからない人は、「自分が感じる問題提起したいこと」に着目してほしい。
最近感じる「ここのこれがおかしくない?」ということは、自分の興味関心があることだ。
そしてそれが本当におかしいことであれば、誰か困っている人や事があるということで、その”困っている”にはお金になる可能性がある。
お金というのは、困っている人や事の解消のためのサービスの対価として支払われるものなのだ。
しかしながら今の時代、「これいいかも!」と思ったら、もう誰かがやっていたというパターンは多い。
そうなった場合、その先に始めてたサービスがしょぼかったら、その改善点を考えて同じビジネスで立ち上げる方法もありだ。(つまりこれは、自分が最初であっても、真似される可能性も多いにあるといことだ)
でもその時考えてほしいのは、「掛け合わせ」と「切り口」である。
「掛け合わせ」とは、既存のモデルに、もうひとつの付加価値と掛け合わせるということで、例えば当サービスにおいても、人材紹介業ではなく、人材が自由に検索できるプラットフォームとすることで差別化を図った。
「切り口」とは、例えば痩せるマッサージが売りのお店だとして、それを「足が3センチ細くなるマッサージ」とうたうことで差別化になる。
つまりは、意外にビジネスチャンスはあるかもしれないということだ。
実際に起業してみて思うのが、「起業したい!」という人は多いけど、実際にやる人というのは年取るほどに減る。
だから本当に「起業する」というだけで大きいし、今からの時代AIも発達してくると、ゼロから1を作れる人材こそが重宝されるので、起業経験を積むことこそが自分への投資だと思う。
起業は誰でもできるけど、続けられるかどうかが勝負で、この私の言葉に重みが増すかどうかは、これからの自分にかかっている。