昨今、多方面で話題となっている「ブラック部活」に関するニュース。一方で、「ブラック部活」とは相反するシステムで結果を出している教育現場もあります。言うなれば「ホワイト部活」といったところでしょうか。今回は、そんな「部活動の最前線」をみてみましょう。
先生にとっても、生徒にとっても、長時間の拘束は大変です。教師という仕事は、ただでさえ忙しいにも関わらず、半ば強制的に部活動の顧問を任されるケースが多いといいます。今多くの教育現場で、「ブラック部活」で先生も生徒も疲弊しているのは周知の事実です。
こうした状況の根底にあるのは、「より長時間、より厳しい環境でトレーニングをすれば心身ともに鍛えられ、成果を出せる」という昔ながらの考え方でしょう。
しかし、最近では「ブラック部活」のように長時間拘束をするのではなく、公私のバランスを取りながら結果を出すチームが出てきています。
それが国学院久我山高校、青森山田といった高校で、「朝練・居残りは無し! 放課後の2時間で結果を出す」という方針で実行しているものです。
両校とも、恵まれた環境がある訳ではありません。チームを強くするために短い時間で効果的に指導するで結果を出しています。しかも、それが詰め込み式ではなく、生徒の能動的なところが面白いところです。
2017年4月〜部活に外部指導員を活用することを文部科学省が認可しました。これから部活の動きが楽しみです。
*参考サイト
http://blogos.com/article/214757/