現在「答えのない授業.net」では「イジメ」に関する授業を行っています。
「クリオネの灯り」というアニメーションを使い授業を行います。
このアニメーションはTV放送される本格的なもので、ストーリーの特徴は「イジメる側」でも「イジメられる側」でもなく、「周りの第三者視点」で描かれているもので、誰もが当事者になりえる教材になっています。
■クリオネの灯りHP
http://clionenoakari.com
■クリオネの灯りPV(youtube)
【学校における取組~適切な教育指導について】
(文部科学省HP『学校におけるいじめ問題に関する基本的認識と取組のポイント』より抜粋)
・いじめられる児童生徒や、いじめを告げたことによっていじめられるおそれがあると考えている児童生徒を徹底して守り通すということを、教職員が、言葉と態度で示すこと。
・学級(ホームルーム)活動や児童(生徒)会活動などの場を活用して、児童生徒自身がいじめの問題の解決に向けてどう関わったらよいかを考え、主体的に取り組むことは大きな意義があること。
【授業の在り方】
×いじめはしてはいけないと教える授業、いじめに対してどうすべきか答えを教える授業
○いじめは、いじめる側・いじめられる側だけではなく「周りの人も当事者」であり、自分ならどのように行動するのか「考える授業」
<授業の流れ(例)>
まずは映像を見てもらいます。
(*授業の長さに合わせて映像を編集できます)
ワークシートを用意して、映像についての感じたことを書いてもらいます。
(*特別講師を派遣する形でも、ワークシートを提供する形でも可能です)
グループで感想や行動についてディスカッションしてもらいます。
他人の意見を聞いて、自分ならどう行動するという考えを作ってもらいます。
それを家に持ち帰り、保護者とディスカッションをしてもらいます。
家庭で話し合い、改めて自分の考えを書いてもらいます。
*授業は1年に1回など、繰り返し開催することが効果的と考えます。
【授業で得てほしい学習(授業のゴール)】
・どの立場であっても当事者意識をもつ。
・いじめる人・いじめられる人・周囲の人・家庭・学校が一体となって、迅速に積極的に取り組むために、自ら行動する。
・文部科学省が提示する「いじめ問題に関する基本認識」を認識する。
「いじめ問題に関する基本認識」
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06102402/002.htmより抜粋)
1. 「弱いものをいじめることは人間として絶対に許されない」との強い認識を持つこと。
2. いじめられている子どもの立場に立った親身の指導を行うこと。
3. いじめは家庭教育の在り方に大きな関わりを有していること。
4. いじめの問題は、教師の児童生徒観や指導の在り方が問われる問題であること。
5. 家庭・学校・地域社会など全ての関係者がそれぞれの役割を果たし、一体となって真剣に取り組むことが必要であること。
開催形式についてはご相談承りますので、ご希望の方はお気軽にご相談くださいませ!